受験勉強


 まず、受験を決心したときから、即座に初めてまた継続して欲しいのが次の4つです。
専攻実技、副科ピアノ、聴音、視唱。この4つは短期集中ではいかんともし難い科目です。 現在師事している先生がいるならば、受験することを伝え指示を仰いでください。  現在先生についていないならば早急についてください。現在ではインターネット上でもみつけることができるのではないでしょうか。 私の場合もインターネットでチェロの先生とピアノの先生を見つけ、ピアノの先生に聴音・視唱レッスンも受けていました。
 また、聴音については現在ではCD付の問題集( お奨め教材参照 )も出ており独学でも トレーニングすることが可能ですので日々トレーニングを重ねてください。
 専攻実技の練習は先生には「1日最低4時間」と言われたことがあります。 しかし、これまで適当にしか練習したことない私のような場合体がついていかず腱鞘炎になってしまいましたので、 自分の体と相談しながら練習することをお奨めします。

 次に楽典及びセンター試験(国公立の場合)対策ですが、これは独学でもなんとかなるのではないでしょうか。
 楽典はテキスト及び問題集がある程度存在します。自分が理解できそうなものを選んで進めてください。
 国公立の場合のセンター試験は英語必須及び選択1科目(大学によっては国語指定の場合もあり)となります。
センター対策の問題集は巷に山ほどあるのでそれらにて独学にて問題ないと思います。 音大の場合、センター試験は6割程度取れれば足を引っ張ることにはならないと思います。 大手予備校の模試を受け(1回の受験で6,000円程度)、現状を把握しそれらに対して対策を打っていけばよい のではないでしょうか。

 最後に私の受験勉強の状況を参考までに記します。これを見ると勇気が出てくるのではないでしょうか。
この状況から10ヶ月間で受験突破できました。皆さんも頑張ってください。


専攻実技(チェロ)
 ほぼ3年のブランク。受験勉強を始めた当初は1時間練習をしただけで、その後3日間筋肉痛のため練習できなかった。

副科ピアノ
 経験0。ピアノも持っていなかったので、急遽電子ピアノを購入し練習を開始する。 バイエルを4ヶ月程度で終わらせ、その後課題曲に着手した。

聴音
 ピアノレッスン時に聴音レッスンも行ったがほとんど向上しなかった。8月下旬にCD付問題集の存在を知り独学でも行うが結局最後まで受験レベルには達せず。

視唱
 ピアノレッスン時に視唱レッスンも行ったがほとんど向上しなかった。沖縄県芸の受験科目に視唱はないため結局受験では使用せず。

楽典
 以前に1年ほど習ったことがあるため、特に苦労せず。問題集をこなしたのみ。

センター試験
 10年ぶりのセンター試験であったが、昔とったキネヅカで突破。進学校出身だったことも幸いする。